DeskFine (開発中)

初めに

DeskFine メニュー

DeskFine は、タスクトレイに常駐してカーソルのある場所に便利なメニューを開くユーティリティです。ホットキー (既定は Ctrl + Alt + D) を押すか、デスクトップや任意の場所で右クリックを連続 2 回すれば即メニューが開きます。

メニューからは、登録したアプリやフォルダを開く・クリップボードの履歴を貼り付ける・定型文を挿入する・選択中の文章を加工する・ID とパスワードを入力する・画面をキャプチャする、といった操作が行えます。

このツールを作るきっかけは ArtTips でした。開発者 Noriya は長年の愛用者で今も手放せずにいるのですが、最終版 v8.21 の公開が 2014 年 7 月で、以来 12 年ほど更新が止まっています。いつか Windows 側の変化が原因で動作しなくなる日が来るのではと思い、それならばと、普段使っている機能だけを選び出し、他のツールで実行していた機能も追加して新たに作り直したのが DeskFine です。多機能さでは本家に遠く及びませんが、そのぶん設定する項目は少なく、(開発者 Noriya にとって)最低限必要な機能だけがメニューに並びます。

ダウンロード (動作環境をご確認の上ご利用ください)

目次

  1. 主な特徴
  2. 動作環境
  3. ダウンロード
  4. 使い方
    1. メニューの出し方
    2. 全般
    3. ランチャー
    4. フォルダ
    5. クリップボード履歴
    6. 定型文
    7. テキスト加工
    8. パスワード
    9. キャプチャ
    10. 最前面
    11. 壁紙
    12. 設定
    13. トレイアイコンのメニュー
    14. 一覧の共通操作
  5. パスワードと履歴の扱いについて
  6. ユーザーデータ
  7. 動作確認について
  8. 免責事項
  9. 更新履歴
  10. 開発者情報

主な特徴

カーソルのある場所にメニューが出る
ホットキーか右クリック 2 回で、今カーソルがある位置にメニューが開きます。画面の端で開いてもタスクバーの裏に潜り込まないよう、表示できる範囲に収まる位置へ自動で寄せられます。
ランチャー
よく使うアプリ・ファイル・URL を登録して 1 クリックで起動できます。
フォルダ
フォルダを登録すると中身がサブメニューとして展開され、深い階層のファイルであってもメニューを辿るだけで開けます。
クリップボード履歴
コピーしたテキストを自動で記録し、メニューから選ぶだけで貼り付けられます。履歴は終了時に暗号化して保存され、次回起動時に復元されます。
定型文
よく使う挨拶文やメールアドレスなどを登録して、メニューから選ぶだけで貼り付けられます。
テキスト加工
選択中の文章に対して引用符の付け外し・任意の文字での挟み込み・空白まわりの整形をまとめて行うことができます。
ID・パスワードの入力支援
登録した ID とパスワードを、メニューから選ぶだけでログインフォームへ入力します。登録内容はマスターパスワードで暗号化して保存され、入力はクリップボードを経由しません。
画面キャプチャ
範囲・ウィンドウ・画面全体の 3 通りでキャプチャできます。範囲を選んでいる間は画面が選び始めた瞬間のまま止まるので、動画やアニメーションの一瞬も狙ってキャプチャできます。
ウィンドウを最前面に固定
Pause キーを押すだけで、特定のウィンドウを常に他のウィンドウより手前に表示します。もう一度押すと解除されます。最前面表示の機能を持たないメモ帳やブラウザでも使えます。
壁紙の自動変更
指定したフォルダにある画像から 1 枚をランダムに選んで、デスクトップの壁紙にします。PC を起動するたびに 1 日 1 回だけ入れ替わります。ホットキーやトレイアイコンのメニューからはいつでも変えられます。
スクリーンセーバーの操作
タスクトレイアイコンの右クリックメニューから、スクリーンセーバーを今すぐ起動する・一時的に起動しないようにする・設定画面を開く、といった操作ができます。

動作環境

ダウンロード

DeskFine_v1.0.0_beta.zip (準備中)
EXE 本体および依存ファイル一式。公開までしばらくお待ちください。

本バージョンはベータ版です。設定の保存形式 (settings.json) は今後の更新で項目が増える可能性があります (読み込み時に不足分を既定値で補うため、古い設定ファイルが読めなくなることはありません)。お気付きの点がありましたら開発者情報の連絡先までお寄せください。

使い方

ダウンロードしたファイル群を全て同じフォルダに配置し、DeskFine.App.exe を実行してください。ウィンドウは開かず、タスクトレイにアイコンが常駐します。二重起動はできません (既に起動している場合はその旨が表示されて終了します)。

初回起動の時点では何も登録されていないため、メニューにはクリップボード履歴・キャプチャ・設定だけが並びます。まず「設定...」を開いて、使いたい機能の項目を登録してください。登録がない機能はメニューに出ませんので、使う機能だけを並べておけます。

メニューの出し方

メニューを開く方法は 2 つあります。

ホットキー
既定は Ctrl + Alt + D です。設定の「全般」タブで変更できます。
右クリック 2 回
同じ場所で右クリックを素早く 2 回すると開きます。1 回目の右クリックはそのまま通るため、通常の右クリックメニューが開きますが、2 回目で自動的に閉じられます。判定の間隔と許容距離は「全般」タブで調整できます (既定は Windows のダブルクリックの設定に従います)。

メニューは上から「ランチャー」「フォルダ」「クリップボード履歴・定型文」「テキスト加工」「パスワード」「キャプチャ」「設定」の順に並びます。

以下は設定ウィンドウのタブの並び (左から右へ) に沿って、それぞれ設定ウィンドウで何を登録するかと、それがメニューにどう現れてどう操作するかを説明します。設定ウィンドウはメニューまたはタスクトレイアイコンの「設定...」から開き、「OK」で保存され、以降のメニューにすぐ反映されます。

全般

設定ダイアログ - 全般

基本的な設定事項や調整値をまとめたタブです。

メニューを開くホットキー
入力欄をクリックしてから、実際に使いたいキーの組み合わせを押して設定します。CtrlAltShiftWindows のいずれかとの組み合わせが必要です。他のアプリが既に使っている組み合わせは、「OK」で閉じるときにその旨が表示されます。
クリップボード履歴の保持件数
1〜200 件 (既定 100 件)。減らした場合、古い履歴はその場で捨てられます。
貼り付けまでの待ち時間 (ms)
0〜500 ミリ秒 (既定 80)。メニューで選んでから、元のウィンドウへ貼り付け・テキスト加工・パスワードを送るまでの待ち時間です。空振りするときは長く、もたつくときは短くしてください。
右クリック 2 回の判定時間 (ms)
0〜2000 ミリ秒 (既定 0 = Windows のダブルクリック時間に従う)。ゆっくりした右クリック 2 回でも反応させたい場合には時間を延ばしてください。
右クリック 2 回の許容距離 (px)
0〜64 ピクセル (既定 0 = Windows の設定、通常 4px に従う)。判定時間を延ばす場合は、その間の手の動きを吸収できるよう併せて広げてください。
パスワードの自動施錠 (分)
0〜240 分 (既定 0 = 時間では施錠しない)。最後にパスワードを使ってからの時間で数えます。
設定・履歴の保存先
保存先のパスが表示され、「ユーザーデータフォルダを開く」ボタンでそのフォルダをエクスプローラーで開けます。中身はユーザーデータを参照してください。

ランチャー

設定ダイアログ - ランチャー

「ランチャー」タブに、起動したいアプリ・ファイル・URL を 1 行ずつ登録します。列は次の 4 つです。

名前
メニューに表示する文字です。
パス
起動する対象です。実行ファイル・書類ファイル・URL のいずれも指定できます。ファイルやショートカットを一覧にドラッグ&ドロップしても登録でき、「ファイルを追加...」ボタンから選ぶこともできます。" (ダブルクオーテーション) でパスを挟む必要はありません。
引数
アプリに渡すコマンドライン引数です。使い道は主に 2 つで、1 つは開かせたいファイル・フォルダの指定です。アプリ本体をパスに、開きたいファイルを引数に書くと、関連付けとは別のアプリでそのファイルを開けます (同じ画像を、普段はビューアで・この項目からは編集ソフトで開く、といった使い分けができます)。もう 1 つは、そのアプリが持つ起動オプションの指定です。書いた内容はそのまま Windows に渡されるので、コマンドプロンプトでそのアプリを起動するときに後ろに書く内容を、そのまま入れてください (空白を含むパスは " で囲みます)。
引数付きのショートカット (.lnk) をドロップした場合は、リンク先のパスと引数に分解されて自動的に入ります。手で書くより確実なので、既にショートカットがあるものはそちらから登録してください。
グループ
同じグループ名を付けた項目は、1 つのサブメニューにまとめて表示されます。空欄ならメニューの直下に並びます。

メニューでの操作は次のとおりです。

左クリック
登録した対象を起動します。ファイルは関連付けられたアプリで開かれ、URL は既定のブラウザで開かれます。
右クリック
登録したファイルの置き場所をエクスプローラーで開き、そのファイルを選択した状態にします。「あのファイルはどこに置いたか」を確かめたいときに使えます。開く場所がない項目 (URL を登録したものと、パスが見つからないもの) では、右クリックしても何も起こらずメニューは開いたままです。
見つからないパス
登録したファイルが移動・削除されている場合、その項目はアイコンなしの赤字で表示されます。

フォルダ

設定ダイアログ - フォルダ

「フォルダ」タブに、中身を覗きたいフォルダや、すぐに開きたいフォルダを登録します。列は次の 4 つです。

名前
メニューに表示する文字です。
パス
対象のフォルダです。フォルダやそのショートカットを一覧にドラッグ&ドロップしても登録でき、「フォルダを追加...」ボタンから選ぶこともできます。
展開
チェックを付けると、メニューで中身がサブメニューとして開きます。外すと中身を出さず、クリックでそのフォルダを開くだけの項目になります。開くのが目的で登録したフォルダや、マウスが通りかかるだけで中身の読み込みが走るのを避けたい大きなフォルダでは外してください。
隠しファイル
チェックを付けると、隠し属性のファイル・フォルダも一覧に表示します。フォルダごとに指定できます。

メニューでの操作は次のとおりです。

中身の展開
「展開」を付けたフォルダにマウスを乗せると、中身がサブメニューとして開きます。中のフォルダもそのまま辿れ、階層の深さに制限はありません。読み込みは開いた時点で行われるため、大きなフォルダを登録していてもメニュー自体の表示は遅くなりません。
フォルダ自体を開く
フォルダの項目をクリックすると、そのフォルダがエクスプローラーで開きます。展開した一覧の中にあるフォルダも同じです。つまり中を見たいときはマウスを乗せ、開きたいときはクリックします。
ファイルを開く
展開された一覧のファイルをクリックすると、関連付けられたアプリで開きます。
件数が多いフォルダ
1 画面に収まらない分は「次の N 件」にまとめられます。ページはどれも同じ高さ・同じ位置に開くので、横にマウスを動かすだけで次々と辿れます。「次の N 件」もそのフォルダの続きなので、クリックするとそのフォルダが開きます。

クリップボード履歴

この機能に専用のタブはなく、登録も要りません。設定は「全般」タブの「クリップボード履歴の保持件数」だけです。DeskFine が起動している間、コピーされたテキストが自動的に記録されます。

記録
コピーされたテキストを自動的に記録します (テキスト以外は記録しません)。同じ内容を再びコピーした場合は、重複して増えるのではなく先頭へ移動します。
貼り付け
項目を選ぶと、その内容をクリップボードに載せた上で、メニューを開く直前に使っていたウィンドウへ貼り付けます。
ページ分け
最新 20 件はメニューの直下に並び、それより古い分は「21〜40」のようにページごとのサブメニューにまとめられます。
履歴を消去
記録した履歴をすべて消し、保存してあるファイルも同時に削除します。
保存と復元
履歴は DeskFine の終了時に暗号化して保存され、次回起動時に復元されます。

定型文

設定ダイアログ - 定型文

「定型文」タブに、繰り返し入力する文章を登録します。メールアドレスや住所、よく使う挨拶文などが対象です。列は次の 3 つです。

名前
メニューに表示する文字です。空欄にすると、本文の先頭がそのまま表示されます。
本文
貼り付ける文章です。セルの中で Enter を押すと改行でき、行の高さも自動で伸びるので、複数行の文章もそのまま登録できます。
グループ
同じグループ名を付けた項目は、1 つのサブメニューにまとめて表示されます。

メニューで項目を選ぶと、その本文をクリップボードに載せた上で、メニューを開く直前に使っていたウィンドウへ貼り付けます。

テキスト加工

「テキスト加工」タブは、中がさらに「引用符」「挟む」「整形」の 3 つに分かれています。それぞれ登録する内容が異なります。

引用符
設定ダイアログ - 引用符
名前と、行頭に付ける引用符 (> など) を登録します。名前を空欄にすると、引用符そのものがメニューに表示されます。
挟む
設定ダイアログ - 挟む
名前と、前に付ける文字・後ろに付ける文字を登録します ( など)。片方だけの登録もできます。名前を空欄にすると、前後の文字を繋げたものがメニューに表示されます。
整形
設定ダイアログ - 整形
名前と、「行末の空白削除」「TAB→空白」「全角空白→半角」「全半角間に空白」の 4 つのチェックを登録します。1 行に 1 つだけチェックを付けて変換ごとに登録しても、掛けたい組み合わせをまとめて 1 行に登録してもかまいません (まとめた場合は、選ぶとその変換が一度に掛かります)。名前を付けていないものと、チェックを 1 つも入れていないものはメニューに出ません。

メニューでの操作は、他のアプリで文章を選択した状態で行います。選択範囲を取り込んで加工し、加工後の文章で置き換えます。何も選択されていない場合は何も行いません (このときクリップボードの中身は元に戻されます)。

引用符 (左クリック / 右クリック)
左クリックで各行の先頭に引用符を付け、右クリックで外します。行頭にその引用符が見当たらない文章から外す場合は、全行に共通する先頭部分を 10 文字まで削ります。
挟む (左クリック / 右クリック)
左クリックで選択範囲を前後の文字で挟み、右クリックで外します。
整形 (左クリックのみ)
登録した組み合わせの変換を、選択範囲にまとめて掛けます。TAB の展開は 4 桁のタブ幅で行います。元に戻す操作ではないため、整形には右クリックの動作はありません。

全角と半角の間への空白挿入は、文字と数字の間だけを対象とします (「テスト(重要)です。」のように括弧や句読点が隣り合う箇所には入りません)。

パスワード

マスターパスワード 入力

「パスワード」タブに、ログインに使う ID とパスワードを登録します。最初に「マスターパスワードを登録...」でマスターパスワードを決める必要があります (8 文字以上)。登録した内容はこのマスターパスワードで暗号化して保存され、以降は「解錠して編集...」で解錠するまで中身が表示されません。解錠中は「マスターパスワードを変更...」で付け替えられます (現在のマスターパスワードの入力が必要です)。列は次の 4 つです。

設定ダイアログ - パスワード
名前
メニューに表示する文字です。空欄の場合は ID が表示されます。
ID
ログイン ID です。空欄でも構いません (その場合はパスワードだけを入力します)。
パスワード
入力するパスワードです。一覧では伏字で表示されます。
グループ
同じグループ名を付けた項目は、1 つのサブメニューにまとめて表示されます。

メニューでの操作は次のとおりです。この項目は、マスターパスワードを登録したときだけメニューに現れます。

左クリック
ID → Tab → パスワード の順に入力します。ID を登録していない場合はパスワードだけを入力します。Enter は送りません (フォームによって送信されたりされなかったりするため、送信はご自身で行ってください)。
右クリック
パスワードだけを入力します。ID 欄が別の画面にある場合や、Tab で移動できないフォームで使います。
施錠する
メモリ上の鍵と中身を捨て、次に使うときマスターパスワードの入力を求める状態に戻します。

施錠中にこの項目を選ぶとマスターパスワードの入力を求められ、正しく入力するとメニューが開き直されます。施錠は「施錠する」を選んだときのほか、スリープ・休止からの復帰、画面のロック、DeskFine の終了で必ず行われます。加えて、「全般」タブの「パスワードの自動施錠」を指定しておくと時間でも施錠されます。

キャプチャ

設定ダイアログ - キャプチャ

「キャプチャ」タブでは、撮った画像の扱いを指定します。一覧はなく、次の 2 つを指定するだけです。どちらも空のままで構いません。

画像の保存先
撮った画像を保存するフォルダです。空にすると、ピクチャの下の DeskFine フォルダに保存します。
保存後に開くアプリ
保存した画像をこのアプリで開きます。空にすると開きません (保存だけ行います)。

メニューでの操作は次のとおりです。

範囲を選ぶ...
画面全体が暗くなるので、撮りたい範囲をドラッグします。選択中は範囲の大きさがピクセルで表示されます。
ウィンドウを選ぶ...
マウスを乗せたウィンドウだけが明るいまま残って青い枠で囲まれるので、撮りたいウィンドウをクリックします。
画面全体
選ぶ操作なしに、その場で画面全体 (マルチモニタの場合は全モニタ) を撮ります。
保存先を開く
撮った画像の保存先をエクスプローラーで開きます。

範囲やウィンドウを選んでいる間、画面は選び始めた瞬間の静止画です。裏で動画が再生されていても表示は動かないので、狙った瞬間をそのまま切り取れます。中止したいときは Esc を押すか右クリックしてください。

撮った画像は PNG として保存され、同時にクリップボードにも入ります。ファイル名は DeskFine_20260729_143052.png のように撮影日時が入る形です (同じ秒に続けて撮った場合は末尾に連番が付きます)。

最前面

設定ダイアログ - 最前面

「最前面」タブでは、ウィンドウを常に他のウィンドウより手前に表示する機能を設定します。この機能はメニューには出ず、ホットキーだけで操作します。押すたびに固定と解除が切り替わります。

最前面固定を使う
この機能を使うかどうかです。外すとホットキーの登録を解除するので、同じキーを他のアプリで使えるようになります。外している間は下の項目を指定できません。
最前面固定のホットキー
既定は Pause キーです。入力欄をクリックしてから、使いたいキーを押すと変更できます。この欄だけは修飾キーを伴わない単独のキーも指定できます (メニューを開くホットキーは CtrlAltShiftWindows のいずれかとの組み合わせが必要です)。ただし、単独のキーを割り当てると、そのキーは DeskFine が Windows 全体から横取りすることになります。たとえば A を割り当てると、どのアプリでも A が打てなくなってしまいます。そのため単独で指定できるのは、Pause キーやファンクションキー (F1F12) のように、押しても文字が入らないキーに限っています。文字・数字・記号・矢印キーや EscEnterTab は指定できません。
操作の対象
「アクティブなウィンドウ」は、今使っているウィンドウを固定します。「マウスポインタの下のウィンドウ」は、カーソルを乗せているウィンドウを固定します。後者なら、今の作業ウィンドウから離れずに別のウィンドウを手前に出せます。
固定・解除をトレイの通知で知らせる
固定したか解除したかを、タスクトレイからの通知で短く表示します。対象になったウィンドウの名前も一緒に出ます。

デスクトップとタスクバーは対象になりません。デスクトップを手前に固定すると他のウィンドウがすべて隠れ、タスクバーは元から手前にあるため切り替えると裏に回ってしまい、どちらも元に戻す手立てが分かりにくくなるためです。これらの上でホットキーを押した場合は、対象が見つからなかったことを通知でお知らせします。

他のアプリが持つ「常に手前に表示」で手前に来ているウィンドウも、このホットキーで元に戻せます。固定されているかどうかは DeskFine が覚えているのではなく、Windows がウィンドウ自身に持っている状態を読み取っているためです。

なお PauseCtrl と組み合わせて押すと、Windows はこれを Break という別のキーとして送ります。Pause として使う場合は、単独か Ctrl 以外との組み合わせにしてください。

壁紙

設定ダイアログ - 壁紙

「壁紙」タブでは、デスクトップの壁紙を自動で変える機能を設定します。指定したフォルダにある画像から 1 枚が選ばれます。最前面固定と同じくメニューには出ず、ホットキーとトレイアイコンのメニューから操作します。

DeskFine を起動したとき、その日まだ壁紙を変えていなければ自動で変わります。PC を起動するたびに、1 日 1 回だけ入れ替わる形です。それとは別に、ホットキーかトレイアイコンの「壁紙を変える」を使えば、いつでもその場で変えられます。手で変えた日も「その日は変えた」とみなすため、同じ日に PC を起動し直しても重ねて変わることはありません。

壁紙の自動変更を使う
この機能を使うかどうかです。外すとホットキーの登録を解除し、トレイアイコンのメニューからも「壁紙を変える」が消えます。外している間は下の項目を指定できません。
壁紙にする画像のフォルダ
壁紙に使う画像を置いたフォルダです。「参照...」から選ぶか、直接入力してください。JPEG・PNG・BMP・GIF・TIFF の画像が対象で、それ以外のファイルは同じフォルダにあっても使いません。空にしている間は壁紙を変えません。
サブフォルダの画像も対象にする
指定したフォルダの下にあるフォルダからも画像を探します。既定では、指定したフォルダの中だけを見ます。
壁紙を変えるホットキー
既定は Ctrl + Alt + W です。この欄も「最前面」と同じく、Pause キーやファンクションキー (F1F12) のような単独のキーを指定できます。

画面と同じ大きさの画像を入れておくと、そのままの見た目で表示されます。大きさが違う画像は、縦横比を保ったまま画面いっぱいに広げ、はみ出した分を切り落として表示します。余白ができない代わりに端が欠けることがあるため、画面の解像度に揃えた画像を用意しておくのが確実です。

今表示している壁紙は候補から外してから選ぶため、同じ画像が続けて選ばれることはありません (フォルダに画像が 1 枚しかない場合を除きます)。

壁紙が変わったことは見れば分かるので、うまくいったときは何も表示しません。フォルダを指定していない・指定したフォルダが見つからない・使える画像が 1 枚もない、といった理由で変えられなかったときだけ、トレイの通知でお知らせします。この通知はホットキーやトレイアイコンから操作したときに限り、起動時の自動変更では何も出しません。

他の壁紙変更ソフトを自動起動するようにしている場合は、そちらの登録を解除してください。どちらも起動時に壁紙を設定するため、残したままだと最後に設定した側の壁紙になります。

メニューの一番下にある「設定...」で設定ウィンドウを開きます。DeskFine を終了する項目はここにはありません。このメニューは作業中のカーソル位置に出るため、選び損ねて常駐そのものを止めてしまわないよう、終了はトレイアイコンのメニューだけに置いてあります。

設定ウィンドウを開いている間は、DeskFine のホットキーがすべて一時的に無効になります。ホットキーの入力欄でその組み合わせを押したときに、メニューが開いたり最前面固定が働いたりして、そのキーを指定できなくなるのを避けるためです。ウィンドウを閉じると (「OK」でも「キャンセル」でも) 元に戻ります。

トレイアイコンのメニュー

タスクトレイアイコンの右クリックメニュー

タスクトレイのアイコンを右クリックすると、スクリーンセーバーの操作・壁紙の変更・設定・バージョン情報・終了のメニューが開きます (登録項目のメニューはホットキーか右クリック 2 回で出すもので、こちらには出ません)。スクリーンセーバーの操作に設定項目はなく、Windows 側の設定をそのまま使います。

「バージョン情報...」で、動いている DeskFine のバージョンを確認できます。このダイアログからは、いま読んでいるこの ReadMe もブラウザで開けます。

「終了」で DeskFine を終了します。クリップボード履歴の保存・パスワードの施錠・スクリーンセーバー設定の復元は、このときに行われます。

スクリーンセーバー → 今すぐ起動
Windows に設定されているスクリーンセーバーを、待たずにその場で起動します。Windows に起動を依頼するのではなく、設定されている実行ファイルを直接動かします — 依頼する方法では、設定した内容にかかわらず何も表示しないスクリーンセーバーが立ち上がることがあるためです。スクリーンセーバーが「なし」の場合と、下記の「起動しないようにする」が有効な間は選べません。
スクリーンセーバー → 起動しないようにする
チェックを付けている間、放置してもスクリーンセーバーが起動しなくなります。動画の視聴や作業の中断中に邪魔されたくないときに使います。この設定は Windows の設定ファイルには書き込まないため、効果があるのは今サインインしている間だけで、チェックを外すか DeskFine を終了すれば元に戻ります。スクリーンセーバーが「なし」の場合は、止める対象がないため選べません (止めている間に「なし」へ変えたときは、元に戻せるよう選べるままになります)。
スクリーンセーバー → 設定を開く...
Windows のスクリーンセーバー設定ダイアログを開きます。
壁紙を変える
「壁紙」タブで指定したフォルダの画像から 1 枚を選んで、その場で壁紙にします。壁紙の自動変更を使わない設定にしている間は、この項目自体が表示されません。

Windows 側で「再開時にログオン画面に戻る」が設定されている場合、「今すぐ起動」で起動したスクリーンセーバーが解除されたときは DeskFine が画面をロックします (直接起動では Windows のロック機能が働かないため、設定どおりに振る舞うよう自前で補っています)。誤って起動してすぐ戻したときに締め出されないよう、起動直後の猶予時間 (Windows の既定では 5 秒) 内に解除した場合はロックされません。

一覧の共通操作

ランチャー・フォルダ・定型文・テキスト加工・パスワードの各一覧は、操作方法が共通です。

行を追加 / 削除
「行を追加」で末尾に空の行が増えます。「削除」は選択中の行を消します。
区切り線を追加
挿入した行は、メニューの中で区切り線になります。関連する項目のまとまりごとに線を入れておくと、目的の項目を探しやすくなります。グループにまとめた項目の中には線を置けません (グループはメニュー上では 1 項目のため)。
上へ / 下へ
選択中の行を 1 つずつ動かします。表に並べた順番がそのままメニューの順番になります (列見出しをクリックしての並べ替えは、メニューの順番に反映されないため無効にしてあります)。

セルをクリックすると編集できます。編集を終えるときは Enter を押すか、表の余白をクリックしてください。区切り線の行は中身を持たないため編集できません。

パスワードと履歴の扱いについて

登録したパスワード
マスターパスワードから PBKDF2-HMAC-SHA256 (60 万回) で鍵を導き、AES-256-GCM で暗号化して passwords.dat に保存します。マスターパスワード自体はどこにも保存しません (正しいかどうかは復号時の認証タグで判定します)。したがってマスターパスワードを忘れると中身は取り出せません。その場合は解錠画面の左下にある「マスターパスワードを忘れた...」から、保管ファイルを削除して最初から登録し直せます (登録済みの ID とパスワードは失われます)。
パスワードの入力方法
キーボードからの入力としてウィンドウへ直接送ります。クリップボードを経由しないため、DeskFine 自身のクリップボード履歴を含め、どのクリップボード監視ソフトにも内容は渡りません。
クリップボード履歴
コピーした内容にはパスワード等が紛れ込み得るため、保存時に Windows のデータ保護機能 (DPAPI) で暗号化します。復号できるのは同じ PC の同じ Windows ユーザーだけで、ファイルを他の PC にコピーしても中身は読めません。
定型文・ランチャーなどの設定
settings.json に平文で保存されます (テキストエディタで直接編集できる利点を優先しています)。パスワードなど他人に見られては困る内容は、定型文ではなくパスワードの機能に登録してください。

ユーザーデータ

設定データは以下のフォルダに自動保存されます。設定ウィンドウの「全般」タブにある「ユーザーデータフォルダを開く」ボタンからも開けます。

%APPDATA%\DeskFine\
  • settings.json — ホットキー・各種調整値・ランチャー・フォルダ・定型文・テキスト加工・キャプチャ・壁紙の登録内容
  • history.dat — クリップボード履歴 (DPAPI で暗号化)
  • passwords.dat — 登録した ID とパスワード (マスターパスワードで暗号化)

アンインストール時は、EXE 一式の削除に加えて上記フォルダも削除してください。

動作確認について

本アプリは開発者の手元の Windows 11 環境で動作確認しています。マウスやキーボードの入力を横取りする常駐ソフト・仮想デスクトップ環境・管理者権限で動作しているウィンドウとの組み合わせでは、右クリック 2 回の検出や自動入力が働かないことがあります (管理者権限のウィンドウへ入力を送るには、DeskFine 側も管理者として実行する必要があります)。

免責事項

更新履歴

v1.0.0_beta (準備中)
初版リリース (ベータ)。カーソル位置へのポップアップメニュー、ランチャーとフォルダ展開、クリップボード履歴、定型文、テキスト加工、ID・パスワード入力支援、画面キャプチャ、ウィンドウの最前面固定、壁紙の自動変更、スクリーンセーバー操作に対応しています。

開発者情報

開発者 Noriya
E-mail noriyahd28v@gmail.com
ご質問やフィードバックがございましたら、上記連絡先までお気軽にお寄せください。