2011年2月より使用。2nd Album「Gratitude」以降の全てのアルバムで使用。現在のメインギター。
僕の中でドレッドとOOOの中間的な640mmスケールというのが実はいちばんおいしいのでは!?(簡単に言うとw)という思いがあり、そのスケールで製作してもらいました。13フレットにカポをするのでカッタウェイもより深いフローレンタインに、そして、通常でも極薄のネックヒールをさらにえぐってよりハイポジションでのプレイアビリティを高めています。ヒールほとんどないやん(笑)この極薄のヒールが可能なのは、スルーネックだからなのですが、スティール弦のギターでは他にほとんど見られませんね。
トップがアディロンダックスプルース、サイド&バックがマダカスカルローズウッドです。ギターという楽器としての完成度はもちろんですが、仕上げの美しさも本当に素晴らしいです。
「FINGER PICKING DAY 2008」でも使用。2010年プロデビュー当時のメインギター。1st Album「emotion」は全てこのギターで録音された。
(スギクラフトの魅力は) まずネックのシェイプがしっくりきていることです。演奏性が大事ですね。あとはすっきりとした音で、スルーネックの関係のようですが、無駄な倍音があまりありません。高域のメロディの分離感もいいですね。スルーネックなのでヒールがなく、ハイポジションがとても弾きやすいです。僕は13フレットにカポをするので、これでなくては弾けません。
ghsのS325という弦を使って6年くらいでしょうか。その前はジョンピアースという弦を使ってました。
S325はフォスファーブロンズのライトですが、6弦がほんの少し他のライトゲージより太いんですね。6弦は053というのが多いと思うのですがghsは054です(マーティンも054だったかな..)。僕は6弦をCまで(2音)落とすので、ほんの気持ち太いくらいでも安心感(!?)みたいなものがあります。かといってそれ以上太いと右親指に負担かかるので、これくらいでちょうどいいと思っています。
音は割とブライトだと思います。最初から音が丸い方が好きという方も多いようですが、僕はこの「張りたて」を感じるギラッとした感じが好きです。
ちなみにライブ毎に新品に交換します。一年で何セット使ってるんだろうなぁ(遠い目)あ、最初の方で書いたフォスファーブロンズというのは銅にリンが混ざった弦で、倍音が多くきらびやかという感じでしょうか。フィンガーピッキングに向いてると思います。
そのS325が最近パッケージが変わりまして、弦を個別に包装しているのがビニールになりました。前は表も中も紙のパッケージで時々錆びてるのもあったんですね。僕も輸入元さんにクレームしっかり入れましたが(笑)その後まず外側がビニールになり、そして最近中身もという流れです。これで劣化の問題もより良くなるのではないでしょうか。
僕はここ数年NS Capoを使用してきました。その前はVictor Capoでした。NS Capoを使用していた理由は軽いからという単純な理由。僕は全曲カポをつけて演奏します。重いカポだと、どうしてもヘッド側に重量感があり演奏中バランスが気になってしまうんです。カポの使用頻度が多いからか、NS Capoは半年くらいでネジの部分などが壊れてしまっていました(普通の使い方だとそんな事はないと思いますが)。
今年3月から別のカポを使い始めたのですが、3ヶ月程使用した感想を。スタカポというカポです。超々ジュラルミンというもので出来ていて、これがすんごく軽いんです。なんと12.58gという軽さ。カポを付けているという感覚が全然ないです。音に関してですが、立ち上がりもよく分離感も良い感じ。とてもスッキリした音の印象です。僕は好みですね。ツアー含めかなりハードに使用していますが、今のところ壊れる気配はないです。踏んづけたらわかりませんが(笑)良いカポだと思います。
ツアーミュージシャンとしてはできるだけ荷物は軽くしたい。そしていよいよ、R-Zeroの新製品が発売になります。「R-Zero Traveler」です。よりコンパクトに軽く、操作性や機能も向上させた製品です。プロトタイプは6月くらいからライブで使用させていただいていましたので、僕のライブで音を聞かれた方もいらっしゃると思います。12月に発売ですが、製品版を一足早く届けていただきました。
画像は1UのR-ZeroとTravelerです。大きさ比較はこんな感じ。やっとキャリーバッグに入る(涙)。重さは1kgくらい違うのかな?(計れよ!)
コントロールはすべて上面にあります。A、Bの2チャンネル、センドリターン、そして今回はブーストスイッチも付いてます。EQはHi10KHzをコントールできる機能も追加。そして各チャンネルのミュート!(超嬉しい)画像の黄色いノブは各チャンネルのボリュームなのですが、プッシュボタンになっていて、押すとミュートになるのです。
僕はコンタクトPUとマグネットPUの二つをチャンネルAとBに振り分けています。ライブでの音作りの際に、このミュート機能がとても嬉しいのです。要するに各ボリュームを下げずにチャンネルの音を消すことができる。先日ラックタイプを使った時に一生懸命黄色のノブを押して1人で恥ずかしくなってました。
サウンドはまさにR-Zero、素晴らしい音質です。が、ラックタイプと少し違いは感じます。優劣というわけではなくキャラクターといった感じでしょうか。Travelerは少し明るい印象です。ラックタイプはしっかり落ち着いた印象。
今回カラーはブラックをチョイス。エフェクターLXP-1とマッチして良い感じです。
9月から30回ほどステージで使用してきた感想をば。
レンジの広さがずば抜けている。ハイはもちろんですが、僕は特にローの広がりがすごいと感じました。体で感じられる部分まで表現されている。今までにはない感覚。EQの効きが抜群に良い。そしてパラメトリックEQによってとても細かくサウンドメイクが出来ます。僕は様々なシチュエーションで演奏するのでとても助かります。音像がとにかくクリアで、ピックアップしたサウンドをそのまま再現してくれる感じです。指先の表現をストレス無く再現してくれるのがとても心地いい。
もう20年以上も前の機材です。なぜそんな古いの使ってるかというと、この機材にしか出せない音が好きだからです。濃厚な残響が心地いいんです。使い勝手も良いですし。欠点は「重い」のと「とうの昔にディスコン」という事です。ディスコじゃないですよ。コンパクトなリバーブはたくさん出ていますが、やっぱりどれも物足りなく感じるんです。音質はいいんですけど、あっさりしているというか。けどいずれLXP-1も使えなくなる方向しかないだろうし、新しいものを試していかないと。
以前は BOSS の TU-12 でしたけど、今はこれです。理由は小さいからというだけです。
今回、より高い耐久性を求めて色々と相談させてもらいナスカツアーケースが完成しました。まず、普通に使う分には必要がないくらいポケットが付いてます(笑)ほとんどの方はギターケースの収納部分には関連の小物や機材等を入れると思いますが、僕の場合、衣類やその他のものも入れるのでポケットたくさん付けました(ここは耐久性関係無しですね)。特に長期のライブツアーの場合、収納沢山あると助かるんです。
生地とチャックは防水仕様です。歩いて移動中に、突然の雨が降る場合もあります。今までは雨に濡れると生地に浸透して(中の楽器までは濡れませんが)ケース内の湿度が上がりネックに影響が出る事もありましたので、これでかなり防げるのではないかと思います。
そして前後左右全面にポリカーボネートのシートが入っていて以前よりかなり型がしっかりしています。ネックサポートにはホルダーも付いています。
足台に関しては軽さは求めていません。アルミのものや軽い足台もありますが、安定感に不安があります。これは K&M の足台です。ドイツ製らしくしっかりとしてます。別に特別赤が好きというわけではないのですが、ライブ会場で忘れないように目立つ色を選んでいます。他の色も数種類出てますよ。オススメです。